Reason選ばれる理由

犬・猫は、全身から発汗せず肉球周辺だけで発汗します。人の頭髪の汚れとは全く違いま
す。何よりも考慮しなければいけないのは、皮膚の厚さが人と比較すると約1/3の薄さであることです。
泡の素材選びが重要で犬・猫の薄い皮膚へ悪影響を与えない様にしなくてはいけません。
私が素材を選定をし界面活性剤メーカーにサンプル依頼をして犬・猫用シャンプーの界面活性剤の処方を自分が考案することになりました。

人と犬・猫は、汚れが違う

犬・猫は、全身から発汗せず肉球周辺だけで発汗します。人の頭髪の汚れとは全く違います。

人は、頭のてっぺんから足の裏まで全身で発汗します。被毛の有る頭髪を見れば、主に汗、皮脂、整髪料や老化した角質の汚れです。犬・猫の汚れは、主に皮脂や老化した角質の汚れだけです。

何よりも考慮しなければいけないのは、皮膚の厚さが人と比較すると約1/3の薄さであることです。

泡の成分 界面活性剤を見直す


換気扇やシンクの油汚れを落とす泡の洗剤を使用する場合、わたしたちは手袋をして使用します。
この泡の成分は、界面活性剤で脂と水を乳化させて汚れを落とします。
このメカニズムを応用してシャンプーは、作られています。
その為、泡の素材選びが重要で犬・猫の薄い皮膚へ悪影響を与えない様にしなくてはいけません。

角質層より表面にある皮脂膜は、簡単に泡成分の界面活性剤で溶かし破壊してしまいます。
この事だけでも、人用シャンプーの洗浄力が犬・猫の皮膚にダメージを与えやすい事が解ります。
刺激に配慮した人間の赤ちゃん用シャンプーの処方でも犬・猫の汚れ成分と皮膚の薄さを考慮すれば避けたいです。

シャンプーを企画して製造を依頼する場合、化粧品・医薬部外品製造販売業者及び、化粧品・医薬部外品製造業者へお願いします。企画したシャンプーの基本処方を決めて、依頼主の要望された新しく開発された成分などを入れるだけで新開発商品として販売されているのが現状です。私共でも、今まで犬・猫シャンプーの依頼があると人用シャンプーの処方を流用して、希釈配合などを変えて、刺激の少ない処方に少し変更して試作品を提供してきたのが現状です。現在では、お断りしております。
今回も研究開発や製造担当者に相談しても人用の製品で手一杯との回答で、売上のボリュームもまったく分からない犬・猫シャンプーの開発は、私がやるしかありませんでした。原料も「人用製品の界面活性剤は何十種類も在庫はありますが、犬・猫の薄い皮膚に対応できる界面活性剤などありません」との回答で、私が素材を選定をし界面活性剤メーカーにサンプル依頼をして犬・猫用シャンプーの界面活性剤の処方を自分が考案することになりました。

動物病院で処方された薬剤を服用しながら、シャンプーによる皮膚へのダメージを最小限に抑え、皮膚バリアを維持し獣医師の判断でステロイドの使用を徐々に抑制するのも目標です。

化粧品製造工場で犬・猫用シャンプーを依頼したら

化粧品製造工場では、人用の化粧品を製造しています。
犬・猫用シャンプーを依頼した場合、人用シャンプーまたは赤ちゃん用シャンプーなどの処方を流用し希釈など応用して刺激を抑え、依頼主から要望された新素材などを配合して試作品を渡します。ここで使用する界面活性剤は、工場在庫の人用界面活性剤を流用します。指定の界面活性剤がある場合、依頼主から支給してもらいます。依頼主に界面活性剤の知識があっても界面活性剤の実験など費用的にも時間的にも行いません。

Simple is Best

アロマをはじめ、様々な素材を配合したケア剤の広告を目にします。
一つの成分が配合されたら、その成分が皮膚にアナフィラキシー反応を起こすかチェックが必要です。皮膚に疾患が診られたり、デリケートな犬・猫には、必須事項です。
犬・猫の嗅覚はとても優れているのでアロマの香りは、飼い主やトリマーさんの為としたら、本末転倒です。一つでも不要な素材は、外しております。

天然由来の成分を黄金比率で配合

泡成分として、ヤシ脂肪酸、大豆脂肪酸を使用し、防腐剤に水溶性硫黄を使用しています。
シンプルな設計で多数の実験から弾き出した黄金比率で犬・猫の皮膚・肉球を守ります。